みなさん、奈良は好きですかーーー!?
わたくしは産まれてからずっと奈良以外に住んだことが無いので、奈良しか知りません。
ですが、今まで奈良が嫌だと思った事はありませんし、奈良でよかったと思っています。
世間では、奈良はパッしないとか、田舎やん、なんて言われています。
さらには、文豪・志賀直哉が「奈良にうまいものなし」と言った事で、そのイメージが定着してしまっています。
非常に残念です!!!
さらに追い打ちをかける情報がありまして、それが「コロナ後に行きたい都道府県ランキング」です。
「都道府県魅力度ランキング」では安定して5位から7位を維持している奈良県ではありますが、「 コロナ後に行きたい都道府県ランキング 」では45位。
45位とな!!
それではいけないと、非力ながら奈良県が大好き人間のわたくしが、何故奈良が好きなのか、奈良の良いところを紹介していきたいと思います。
奈良のよきところ
その1.自然に囲まれている
奈良と言えばコレにつきますよね。
なんせ、どこに行っても畑か田んぼがあり、四方を山に囲まれています。
東京のように人混みであふれていることもない、ゆっくりとした時間が流れている、それが奈良です!
ほらほら
気持ちが落ち着かない時には海を見て気持ちを落ち着かせるんでしょ?
海無し県のわたくしは、海の代わりに森や田んぼを見て癒されています。
そんな奈良での暮らしは、春夏秋冬いろんな表情を見せてくれます。
春には、吉野山の千本桜が綺麗に咲き誇り
夏には、天川村で川遊びや川魚を食し
秋には、曽爾高原のススキが風に揺れ
冬には、奈良公園で若草山焼きや梅園を見ることができます
ビッグイベントは少なく都会のような華やかさも無い奈良ですが、どこか落ち着く時間を過ごせる、そんな奈良が大好きです。
その2.世界遺産が多い(3つ)
奈良県が唯一声を大にして言えるのが、この世界遺産。
世界遺産は日本国内で25ありますが、その中でも3つの世界遺産を持っている都道府県は奈良県・宮城県・鹿児島県だけ!ちなみに京都は1つです。
あの京都に勝っていると思うと、とてもうれしい( *´艸`)
具体的な名前を挙げると、
・法隆寺地域の仏教建造物…法隆寺と法起寺の二つの木造建造物。
・古都奈良の文化財…東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の8つの資産。
・紀伊山地の霊場と参詣道…奈良県と三重県、和歌山県にまたがる世界遺産で、奈良県では霊場「吉野・大峯」と、大峯奥駈道、熊野参詣道のひとつ小辺路(こへち)。
この3つになります。
どれも歴史を感じることのできる古き良き奈良の宝です。
その3.古墳が多い!
これも歴史ものになりますが、古墳が多いのです!
わたくし自身、近所の公園で遊んでいた小高い山が、後々になって古墳であったと知りまして驚愕した経験があります。
友人と山を削ったり、お城ごっこをしていたと思うと、昔の人に怒られそう(;^ω^)
なんでも奈良はその昔、大和政権の中心で豪族が多く居たことから、古墳を作って権力の競い合いをしていたそうです。
なので、大小さまざまな古墳が沢山残っているんですよ!
そんな数多くの古墳がある中で、皆さんにはわたくしのオススメする、奈良県明日香村にある古墳を3つほど紹介したいと思います。
1.石舞台古墳
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
巨大な岩を積んで作られた日本最大級の石室を持つ古墳です。
昔は盛り土があったようですが、今では石室が露出した姿となっています。
教科書にも載っていましたよね!?っね?
それにしても、どうやってあの巨石を乗せたんでしょう…。
ピラミッドしかり…、過去には一体何があったのか、知りたくなります🧐
2.高松塚古墳
東壁、西壁、北壁、天井に鮮やかに彩られた壁画が発見された古墳です。
この極彩色壁画の出現は考古学史上まれにみる大発見として、トップニュースにもなったんですよ!
発見した経緯は、村人がショウガを貯蔵しようと穴を掘っていたら偶然見つけたと言うんですから、奈良の地面を掘ると何か出てくる、というのもあながち間違いではありませんね(笑)
奈良県の学校では、校庭から石器が出土したって話を親から聞いたこともあるくらいです。
3.キトラ古墳
高松塚古墳の発見からスグに、住民から似ている古墳があるとの連絡で発見されました。
石室の中には様々な絵が描かれており、天井には本格的な天文図、壁には四つの方位を守る神とされる四神や十二支の美しい絵が発見されました。
わたくしも小学校の頃に見学に行きましたけど、今になってその良さが分かるんですよね~。
朱雀のキーホルダーを買って、筆箱に吊るしていた思い出しかないのが悔やまれる。
その4.奈良県の学力はトップクラス!
なんと、奈良県の東大・京大進学数は全国トップクラスなんです。
意外ですよね!
はてさて、なぜ田舎の奈良県が学力トップクラスなのでしょうか?
田舎だからやることなくて勉強ばっかりしてる、ってのは無しですよww
その理由としては2つ考えられます。
1つ目は、奈良県の高校には学区が無いということです。
奈良県で高校受験をする場合は、奈良県のどこの学校に応募するのも自由です。
なので、学力の高い「奈良高校」や「畝傍高校」、「郡山高校」、今は無くなってしまいましたが「平城高校」は常に人気でした。
この学区が無いという事で、競争が激化し、学力の向上に繋がっているのではないでしょうか?
2つ目は、難関私立校が数多くあるということです。
それを説明する前に、奈良県は大阪のベットタウンとして高級住宅地が発展しています。
それに、田舎と思われがちですが、非常に交通の便もいいのです。
近鉄電車が大阪から奈良県を経由し京都や三重県まで線路を繋いでいますし、自動車専用道路での移動もスーイスイです。
そのため県外から受験の為に移住してくる人も多く、裕福な家庭では教育に力を入れて奈良県の難関私立を受験するという流れが出来ています。
この難関私立というのが、「西大和学園」や「東大寺学園」です。
全国高校生クイズでも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
以上、この2つですかね。
私立高校が全国屈指の進学校で東大・京大の進学率が高いのは分かりますが、公立高校までとなると、奈良県の教育水準の高さに脱帽します。
わたくしの身近にも東大や京大に行った友人がおり、その教育熱心な家庭を身近に感じていました。
中学生で塾に行っていない学生は数えるほどしかいませんでした…、部活も途中で抜けて塾!って感じでしたね(+_+)
よくよく考えれば、大学の先生の息子とか、弁護士のとか、お医者さんの、って友人が多かったように思いますww
え、わたくしはどうだったのかって?普通に進学して、普通に就職して、細々とブログ書いております(;´・ω・)
追記:交通の便が良すぎて、修学旅行や観光で「ホテルに宿泊されない全国ランキング」で1位と2位を行ったり来たりしているのが納得いきません!!!
その5.控えめなところ
はい、上に書いた通りです。
奈良県はとにかく控えめです。
裏を返せば、「アピールが下手」ともいいますね。
実際、奈良県民に奈良県の良さを聞くと、
「奈良には何もないで~」
と言われます。
しかし、奈良には大仏や鹿が居るじゃないか!と思うかもしれませんが、
「それ以外には何もない」
と返ってきます、これはもう鉄板ネタですねw
奈良には何もない、という固定概念が定着していることから、奈良県民が奈良をオススメすることは少ないのです。
むしろ、自虐ネタとしての発言の方が多いのではないでしょうか…。
それに比べ、天下の京都様のポスターを知っていますか?
「日本に京都があってよかった」
ぐぬぬぬ…、なんたる上から目線!
歴史で言ったら奈良の古いねんで、奈良が無かったら京都は産まれへんかってんで!と言いたくなりすが、まぁ、そんなことを言うような奈良人は居ません…。
しかし、奈良のポスターを見てみると…
「わたしは奈良派」
おお~~~!
「あんたはそう思ってたらいいやん、わたしは奈良派やけどな」
とでも言いたげな挑発的なポスターが貼ってあるではないですかっ。
決して無理矢理に奈良をアピールするのではなく、心に語り掛けるような表現は実に奈良らしい!
わたくしは「奈良には何もない」とは思っていません。
ただ控えめすぎて、多くの人に奈良の良さが届いていないのです。
そこは京都を見習ってほしいところですが、それができないところも奈良県らしい…。
そう思ってしまうわたくしも、控えめな奈良県民なのかもしれません(汗)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を書いていて、奈良には何もないんだな、と改めて思いました。
しかし「何もない」というのは、奈良県を都会と比べてしまうから …。
有名な遊園地やこれといった商業施設もありません。
ですが、雄大な自然と長い歴史は、奈良県の強みでありもっとアピールしてもいいところだと思います。
奈良県には、日頃の疲れを癒せるようなゆっくりとした時間が流れています。
観光としてあくせくしながら回るのではなく、ひとり旅やちょっとしたお出かけとして、贅沢に時間を使って奈良県を巡ってみて下さい。
きっと、今まで見たことのない奈良県を感じることが出来るはずです。
これを読んで奈良県に行ってみたいと思える人が増えるといいなと思っております。
そして、帰ったら奈良県のアピールを忘れずに♪ 奈良県はアピールが下手なので(笑)
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