奈良公園に行くと、その日のお昼ご飯に迷ってしまって、結局長蛇の列に並んじゃう…
どうもみっちです(*´з`)
今回は、奈良で行列のできるお蕎麦屋さん「そば処 喜多原」さんをご紹介していきます。
このお店は、わたくしが10代の頃、奈良公園の周囲を散策していて偶然に付けたお店。
奈良でお蕎麦のイメージは無かったのですが、180度覆ったオススメのお蕎麦屋さんです!
しかし個人のお蕎麦屋さんって、敷居が高いと言うか、こだわりが強そうなイメージがあるんですが、お店の方は優しく美味しい食べ方まで親切に教えてくれます。
観光地で忙しいにも関わらず、一組一組丁寧に接客をされていました。
では、本題へ
「 そば処 喜多原 」さんって、どんなお店?
「 そば処 喜多原 」さんは、奈良県奈良市水門町にあります。って言っても分かりにくいので、奈良公園や東大寺の近くと言った方がいいですよね。
以前は店名が「よし川」だったのですが、2011年にご主人が引退され、今では新しく入った方が「そば処 喜多原」としてオープンされました。
わたくしは今の「 そば処 喜多原 」さんしか知らないのですが、「よし川」さんも「 そば処 喜多原 」さんに引けを取らないくらいとても美味しいお蕎麦屋さんだったようです!
「喜多原」さんはお昼ご飯のみの営業で、常に行列が出来ているほどの人気店。
夏は屋根がほとんど無いので、地獄のような暑さになりますよ(;^ω^)
ところで、お蕎麦と一括りに言っても色々ありますよね?
十割蕎麦に二八蕎麦などなど…、そば粉の割合で言い方や味や風味も変わります。
今回の「そば処 喜多原」さんのお蕎麦は、外一蕎麦!
初めて「外一蕎麦」という名前を聞く方も多いと思いますので、簡単に説明しますね。
外一蕎麦って?
そば粉100グラムにつなぎの小麦粉を10グラム入れた10:1の割合で作ったお蕎麦を「外一蕎麦」と言います。
それって「九割蕎麦」じゃないの?という疑問も出てくるかと思いますが、「九割蕎麦」は、そば粉90グラムとつなぎの小麦粉10グラムの9:1の割合で作ったお蕎麦の事を指します。
パーセンテージでそば粉の割合を見ると、「九割蕎麦」が90%、「外一蕎麦」が約91%と少し多い事が分かります。
そば粉だけで作った「十割蕎麦」ではつなぎが無く麺がすぐに千切れてしまいます。
ですが、ごく少量のつなぎを使用した「外一蕎麦」は、麺が千切れることなく「十割蕎麦」に一番近い香り高いお蕎麦を作ることが出来るんですよ。
お店のモットー!
美味い蕎麦の条件として有名なのが「三タテ」!
「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」が一番美味しいお蕎麦の作り方とされています。
もちろん「喜多原」さんでもこれを導入しています。
毎朝、そばの実を石臼で引き、注文が入ってから蕎麦を作ります。
北海道産の蕎麦を使用しており、十割蕎麦に負けないほどお蕎麦のいい香りと、細めの麺でありながらコシがあり喉越し抜群です。
この「三たて」が美味しいといっても、「打ちたて」だけは少し違うようです。
お蕎麦を打ってから、すぐに釜に入れてしまうと、粉と水分が馴染んでおらず美味い蕎麦は出来ないそうです。打ってから15分~20分は時間を置いて、馴染ませる工程が必要だとか。(※諸説あります)
ここで注意点なのですが、先ほども言ったように「喜多原」さんでは注文が入ってから蕎麦を打ちます。
なので、お蕎麦がわたし達のもとに届くまでかなりの時間がかかります。
わたくしが注文してから20分ほどでやっと運ばれてくるといった感じでしょうか(-.-)
真偽は分かりませんが、この工程をしているから、注文してからお蕎麦が届くまでに時間がかかるのかもしれませんね!
しかし、時間がかかってなお、わたくしが食べてきたお蕎麦の中で味も香りも満足感も別格で、最高に美味しいと胸を張って言えます!
お店へのアクセス・駐車場は??
住所:奈良県奈良市水門町50
東大寺ミュージアムの右の道をまっすぐ突き当たりまで行ったら、タヌキの置物(信楽焼)が目印の古民家です。
外見からはここがお蕎麦屋さんなのかと思わせる雰囲気なので、初めての人には分かりにくいかも?
残念なことに、専用の駐車場はありません(+_+)
お店の近くに停められそうな空き地はありますが、関係者以外駐車禁止の場所なので駐車は厳禁ですよ!
少し遠いですがコインパーキングに停めて、奈良公園へ寄ってから来るのがベターかと思います。
当日の様子
いざ入店!
11時過ぎにお店にお邪魔しましたが、既に10人ほど並んでいる状態。
ご年配の方から、若い家族連れ、外国の方も並ばれていました!
それと、コロナ過の時短営業の取り組みで、今の時期はお蕎麦の提供は30食までとなっていました。
並び始めてからおよそ1時間、ようやく店内へ入ることが出来ました。
途中、あまりの待ち時間に帰る方も居ました…並ぶ際は時間と忍耐が必要なようです。
その後、わたくしの2組後ろで30食に達したようで、女将さんが「売り切れ」の立て札をかけていました。(ギリギリセーフ!)
店内はテーブル席と座敷が3席ずつ程で、席数は多くないものの外からは想像できないくらい広い空間があり、奈良公園を歩いた疲れも癒すことが出来ます。
今回は1人で来たにも関わらず座敷に通されました! 足のびのび~ww
相席はされていないので、自分達だけの世界を堪能できます。
各席にはちょっとしたインテリアもあり風情があります。
メニューのご紹介
見にくくてすいません、店内のメニュー表を撮り忘れてしまいました(+_+)
店外にもメニュー表が貼られているので、長い待ち時間でにらめっこできます!
さて、店内の机には上の写真のような、木の表紙で作られたメニュー表が置かれてあります。
温かいお蕎麦に、冷たいお蕎麦、奈良の食材を使ったお蕎麦がたくさん!
ちょっと足りないという方は、+400円で大盛りも出来ちゃいます。
他にも、奈良の食材を使用した、野菜の天ぷらや、柿の奈良漬け、吉野葛のさしみ豆腐、などもあります。
お値段だけ見ると、近所のチェーン展開しているお蕎麦屋さんに+200円ほどした金額。
決してお安いとは言えませんが、手間暇や観光地という立地を考えれば妥当な料金かと。
それから、外国の方向けのメニューもありましたよ!
待ったかいあるよこれ!!
大和芋のとろろそば:1,100円
今回は、大和芋のとろろそばを注文しました。
そばつゆをぶっかけても食べるのも、そばつゆ入れで適量をツルっと食べるのも、好きな食べ方でいいらしいですよ。
それではいただきましょう!
やっぱり、お蕎麦と言えばツルっと音を鳴らして食べないと、という訳でそばつゆ入れでいただきました。
そばつゆはカツオ出汁のいい香りがしており、お蕎麦は大和芋の粘りが強く塊になって持ち上がるほど(゚Д゚;)
[balloon_right img=”https://hidamari-cha.com/wp-content/uploads/2021/10/みっち2.jpeg” caption=”みっち”]この大和芋は、ねっとりもっちりしていてとても美味しかったよ![/balloon_right]
豪快にそばつゆに付けて「ズズッ」と頬張ると、サッパリとしたカツオ出汁のそばつゆと、お蕎麦の良い香りが口いっぱいに広がります!
麺は少しコシがあり、とろろも相まってツルっといただくことが出来ました♪
ある程度食べ進めると、女将さんが見計らったように蕎麦湯を持ってきて下さいます。
アツアツで少しトロミのある白濁した蕎麦湯はそれだけでも美味しく、優しい味でした!
そばつゆと割ると、スープのように何杯でもいけちゃいそうです。
柿の奈良漬け:600円
続いてはこちら、柿の奈良漬けです。
本来は瓜を奈良漬けにするのですが、柿の奈良漬けはわたくしも食べたことが無かったので注文してみました。
しっかりと漬かった柿は、甘みがありシャクっとした食感。ですが、味が濃くそのまま食べるのには向いてないかもしれません。お酒が欲しくなります。
そこで、蕎麦湯と一緒に食べてみると、新しい!!!
塩気が蕎麦湯のトロミで緩和され、甘みが際立って感じられました!これはイケる(≧▽≦)
また、お酒があればつまみとしてモッテコイ(=゚ω゚)ノですね!「喜多原」さんには色んなお酒が置いてあるので、是非注文してみて下さいね。
お酒の中でも、わたくしのオススメは奈良の日本酒である長龍さんの樽酒!
長龍さんは、奈良県の広陵町に蔵を構えている、日本酒のお店です。
吉野杉を使った樽で作られた樽酒は、一口飲むと樽の香りがフワッと染みわたります!
年に1度、11月頃に蔵開きをされるのですが、わたくしは毎年買いに行っております(≧▽≦)
他のオススメ料理
今回は注文しませんでしたが、以前食べたものでオススメの料理をご紹介していきます。
・野菜と海老の天ぷら盛合せ:1,000円
来られたお客さんはみなさんこぞって注文されていた、野菜の天ぷら!
10種類ほどの天ぷらが入っており、かなりボリュームがあります。
衣は揚げたてて「サクサク」と音が聞こえるます。こんなん、絶対に美味しい奴やん!
塩と天つゆ、どちらで食べても美味しいです。塩だと素材の味が、天つゆだと出汁の甘みが引き立ちます。
野菜は奈良県で作られたものを使用しています。奈良愛ですね~♪
アツアツサクサクの天ぷらをご賞味ください!
・自家製にしんのこだわり煮
甘辛く煮こまれたニシン。
身がとても柔らかくなっており、癖も全くありません。
これがこだわりの味なのですね!
少し味が濃いめでお酒が欲しくなる…いや、ご飯かな?
・吉野葛さしみ豆腐:600円
吉野葛の葛餅はよく聞きますが、さしみ豆腐は初めてです。
そのイメージでいたのですが、運ばれてきたのを見てビックリ!驚くほど真っ白でプルプルなんです。
さしみと言うことなので、醤油とわさびでいただきます。
甘めの醤油が非常によく合います。ゴマ豆腐に黒蜜をかけて食べているイメージでしょうか…、そこまで甘くはないですが。
それに、わさびが香り豊かでよく効きます。乗せすぎには注意ですね。
葛餅のようにツルっと滑らかな口当たりなのかと思えば、なかなか弾力がありました!
まさに珍味ですね♪
・ざるそば:900円
どのお蕎麦屋さんでも定番のさるそばです。
「喜多原」さん自慢の10:1の外一蕎麦は、ボソボソしているかと思いきや、コシコシと歯ごたえはあるものの、つるっと喉越しが良いお蕎麦です。
わさび・おろし・玉ねぎ・塩と様々な薬味が添えられており、色んな変化を楽しむことが出来ます。
お塩で食べると蕎麦の風味がより一層感じられますよ!
もちろん、そばつゆで食べるのもおすすめです。
薬味を全部試していたら、麺がいくらあっても足りません(笑)大盛りを推奨します!
お店の情報 まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます!!
正直、奈良にこんなに美味しいお蕎麦屋さんがあったなんて思いもよりませんでした。
10代の自分、ナイスセンス!
帰られるお客さんも「美味しかったぁ」「また来ますね」と、店員さんに言っていたのが印象的でした。
是非なら観光に来た際には、お立ちよりください(*’▽’)
[balloon_right img=”https://hidamari-cha.com/wp-content/uploads/2021/10/みっち2.jpeg” caption=”みっち”]待ち時間が長いので開店より少し早く来るか、時間に余裕をもって行動するのが肝だよ![/balloon_right]
お店の情報
お店の名前 | そば処 喜多原 |
住所 | 奈良県奈良市水門町50 |
電話番号 | 0742-22-0448 |
営業時間 | 11時〜16時 (30食無くなり次第終了:21年12月現在) |
定休日 | 火曜日と第2水曜日 |
SNS | ホームページ(https://www.soba-kitahara.com/) |
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